今回の学習の抵当権とは、土地や建物を債務の担保とし、債務が弁済されない場合に、その土地や建物を競売にかけ、競落代金から債務者が優先して弁済を受ける権利をいいます。
抵当権の中には、付従性・随伴性・不可分性・物上代位性、といった性質があります。中でも私が印象的だったのは、物上代位性です。
抵当権は、抵当不動産が売却されたり、滅失してしまった場合に、抵当不動産の所有者が受けるべき金銭等について、行使できます。
例えば、抵当権が設定されている不動産が火事で滅失してしまった場合は、保険会社から建物の所有者に保険金がしはらわれます。抵当権者は、なんとこの保険金を差し押さえて、債務を回収することができるのです。
この、保険金を受領する前に差し押さえれば関与できると言うのは驚きました。イメージでは、保険金等は融通が利かなく固く決まりがあるイメージだったので、差し押さえて債務を回収できる権利の方が強いことが意外でした。
今回の学びを生かして、日々の業務でのアウトプットの機会を逃さないためにも、物件を見るときや銀行での契約まで進んだ場合は特に注意して抵当権について考察します。
そしてお客様にとって一番良いようにことが運ぶように、サポートします!